近況兼梅干しの作り方備忘録

このブログの存在自体を完全に忘れていました。

 

前からおかしな所があった令和ちゃん(4歳児)の気温調整機能はどこかぶっこわれたらしく、外界は12月のような寒さを呈しているわけですが依然として下着だけで寝てしまうあいりすちゃん(19歳児)であります。

家庭の諸事情と自身の健康問題により大学を休学してからはや1年経つようです。この1年、ひたすらに惰眠をむさぼったというわけでもなく

 

聖地巡礼をしたり

 

 

 

免許を取ったり

 

 

等々、最低限人間としての営みは維持しているつもり(?)です。

 

 

近況はこの辺にして本題に入ります。

 

 

フォロワー諸君は毎年夏に入るとTLに放流される梅干しツイートを見てよだれに耐えながらご存じだと思いますが、僕には毎年梅干しを作る習慣といいますか、趣味があります。

というのも、幼少期に祖父の梅干し作りを手伝っていた時期がありまして、ある時ふと気づいたら1人で梅干しを作るようになっていたという経緯があるんですが、正直話題から外れるので深くは言及しません。

今までは紙に作り方をメモ書きしていたのですが、いかんせん紙は失くしやすいものです。世間一般ではデジタル化の潮流もありますからここは流れに乗ってみようと思った次第です。

 

フォロワー各位にはご容赦頂けると思うんですがここはひどいインターネッツなので一応...

以下に書き留めることはあくまで備忘録であって、僕の梅干しの作り方を模倣し、摂取した結果起きた損害についてなんら責を負いません。梅干しを摂取した僕と僕の家族が2022/10/12時点で生存していることから作り方に問題はないと思われますが、信頼できる情報源を併せて参考にするようにしてください。

 

 

下準備(6月下旬ごろ~7月上旬)

順番:材料入手→追熟→洗浄→ヘタ取り→陰干し→塩漬け

梅仕事を始めるにあたって以下の材料が必要になります。適宜入手しておきましょう

強いて言うなら南高梅のLで10kgが良いかもです。経験上400粒程度で1日1粒でも1年強もつので...

竹ザル上の例の場合ザルが2つ必要になると思います

漬物樽

漬物用押し蓋漬物樽に合うサイズでどうぞ

・適当な大きさの漬物袋2枚

・梅と同じ重さの漬物石

・梅の重さに対して15%の(10kgであれば1.5kg)

ウイスキーウォッカ、焼酎などコップ1杯の度数の高い酒カビ防止のためあったほうが良い

 

入手出来た梅を一つずつ確認していきます。梅の色がおしなべて赤や黄色であれば必要ないのですが、ほとんどの場合青色の梅未熟梅が混ざっているため追熟という工程を踏みます。

 

これはほぼ大丈夫だった例です

 

追熟する場合、未熟梅を深い皿に入れ、水に浸して1~2日冷蔵庫で寝かします。その間、熟している方は箱でそのまま寝かしておきます。

未熟梅が良い感じの色になり次第全ての梅を流水で優しく洗い、ヘタ取りをします。

爪楊枝や竹串などで果肉を傷つけないように優しくヘタを取っていきます。ヘタ取りの作業と同時に個数をカウントしつつ、傷んでいる梅を探していきます。傷んだ梅を放置するとカビなど失敗する原因になるため取り除きます。

ヘタ取りの作業が終わったら梅をザルに並べて陰干しします。日陰の軒先など適当な場所で昼から夕方までの3時間程度干すと良いと思います。

ある程度陰干しできたら塩漬けの段階に入ります。

 

梅を塩漬けするにあたって、漬物樽と漬物石はそれぞれ消毒しておいてください。

 

漬物袋を漬物樽に敷き、その中に準備した梅と塩と酒を少しずつ加え入れながら時々樽を振ってかき混ぜてください。

最後に袋を閉じて押し蓋と重石を載せ、樽を冷暗所に設置して塩漬けの段階は完了になります。ここから土用干しまで1か月ほど漬けるのですが、3日に1回ぐらいは様子を見て、気が向いたときにかき混ぜてあげましょう。

 

梅酢回収・土用干し・保管(7月下旬~8月上旬)

ここまで来てカビらせずに来たあなたはまあまあラッキーです。おめでとうございます。もっとも、相当ズボラな管理しない限り塩15%でカビないと思いますが...

 

さて、梅干し作りもいよいよ佳境に入ってきました。ここから土用干しという工程に入っていきます。

昔は3日3晩の土用干しと言ったそうなんですが、最近は例のごとく非常識な暑さが続くため実際は2日2晩干す程度で十分です。

漬物樽から梅を取り出してザルに並べましょう。樽の中には梅酢が残っていると思いますが、キッチンペーパーを敷いた漏斗で濾して一升瓶に回収しておくと良いと思います。コップに入れて10倍に薄めればスポドリっぽいなにかになります。いらないって人は下水に流しちゃっていいんじゃないでしょうか。知らんけど。

ザルに並べた梅を晴天下、太陽のあたる所で2日2晩干し続けます。日中は太陽光が一方の面に偏らないように6時間に1回ぐらいのタイミングでひっくり返すと良い感じになります。

 

 

3日3晩でも2日2晩でも厳格に守る必要はないです。目的はしっかり干すことにあります。あと本漬けではないです。

 

夏にありがちな夕立に気を付けましょう。梅が雨で濡れた際の対処法はここでは説明しませんが、ただ言えることは雨水には濡らさない方が良いということです。

 

梅を詰める前に漬物樽を消毒しておきましょう。

 

消毒した漬物樽に新しく漬物袋を敷き、その中に土用干しが済んだ梅干しを詰めていきます。詰め終わったら袋を縛り、蓋を閉じてから冷暗所に設置して完成となります。ここでは漬物石は必要ないです。

 

 

 

お疲れ様でした。後は好きなタイミングで、自由に梅干しを取り出して食べましょう。ご飯がめちゃくちゃ進むと思います。

 

 

 

(2022/10/13追記:表記修正)